「Body」興梠優護・齋藤永次郎
齋藤永次郎 ≪無題≫ 2014, acrylic on canvas, H910 x W910 mm
「Body」
2015年12月5日(土)- 2016年1月31日(日)
出展作家:興梠優護、齋藤永次郎
レセプションパーティー : 2015年12月26日(土) 18:00-20:00
この度CASHIでは2015年12月5日(土)から2016年1月31日(日)まで、深川番所ギャラリーと共同企画となる、興梠優護・齋藤永次郎による二人展「Body」を開催いたします。
興梠と齋藤は両者共に、人体を主なモチーフとして制作を行う若手のペインターです。
興梠は、生々しくとろけるような筆跡で、女性や動物といった対象を描きます。身体の一瞬を捉えた不安定なイメージは、重なり合いながら、画面の中で展開されていきます。
一方で齋藤は、大胆で不可測なストロークを特徴とします。作家自身が「虫の這った跡のようなもの」という絵画は、感情の介在しない本能的な領域を想像させ、そこに作品に対する意識と無意識をめぐる独自の関係性をみることができます。
興梠優護 ≪l 77≫ 2015, oil on canvas, H1303 x W894 mm
同じ人体をモチーフとしていながら、身体的な形状を作品から読み取ることもできる興梠と、一見抽象画のようにもみえる齋藤。両者からは、「身体」というモチーフのもつ多様な展開を読み取ることができます。興梠の表現からはその計画性や意図を垣間見ることができますが、齋藤は無骨な筆跡や、その行き来から浮かび上がるモチーフとのギャップが印象的です。
興梠は全て新作にて、齋藤は新旧織り交ぜて構成いたします。
彼らのつくり出す交差的な空間を是非、この機会にご高覧、ご紹介賜りたく、ここにご案内申し上げます。