興梠優護 「melting point」
「melting point」 興梠優護
2009年3月6日(金) – 4月5日(日)
オープニングレセプション : 2009年3月6日(金) 18:00-20:00
早春の候、皆様におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。この度、CASHI では3月6日より3月28日まで、興梠優護個展「melting point」を開催致します。
興梠はセクシーな女性像を生クリームが溶けるような独特のタッチで表現する作家です。しかし、その溶けるようなタッチはモチーフ自体の甘さを表現しているわけではありません。見る者のちらちら揺れる炎のような欲望の眼差しを表しています。そのため、興梠の作品は上品な色合いや薄い絵の具の質感とは裏腹に、人間の生々しい存在感を感じさせます。
昨年8 月開催のグループ展「真夏の夜の夢」にて作品を発表してから、アートフェア等に積極的に参加しつつ、更なる発展を求めて制作を行って参りました。今展は全て新作にて構成する予定です。また、会期前の2月21日から26日まで東京藝術大学にて開催される「第57 回東京藝術大学卒業・修了作品展」にも新作を出品いたします。今年修士課程を修了する興梠の、更に洗練された作品群を是非ご覧下さい。
3月6日初日のレセプションパーティーには作家も来廊致します。是非ご高覧、ご紹介賜りたく、ここにご案内申し上げます。