興梠優護個展「Ripple」
“X 05” 2014, Oil on canvas, 606×455mm(P12)
「Ripple」
2014年12月6日(土) ‒ 2015年1月25日(日)
出展作家:興梠優護
レセプションパーティー:12月27日(土)18:00-20:00
※なお、会期中12月29日(月) ‒ 1月4日(日)は冬季休業とさせていただきます。
この度CASHIでは12月6日(土)から1月25日(日)まで、興梠優護個展「Ripple」を開催いたします。
興梠は、とろけるようなタッチで女性や動物といったモチーフを描く若手作家です。昨年から約一年間ヨーロッパと日本を往復しながらイギリス・ドイツ等に滞在し、見聞を広めながら制作を続けてきました。今年3月に開催した帰国後初の個展では、渡欧中に描かれたおよそ150枚のドローイングで壁を埋め尽くし、その成果を披露しました。その後も6月に大阪のYoshimi Artsにて新作油画を中心とした個展を開催する等、帰国後はとても精力的に活動を行ってきました。本展では、F120号カンバス4枚を用いた大型作品を中心に、完全新作5点を発表致します。
興梠はこれまで、女性の身体や炎・光といったシリーズで作品を発表してきました。本展で発表する大型新作はそれらのモチーフを全て取り入れており、融け合いながら拡張していく画面は視点が拡散し遠近感の消滅した屏風絵の様式と重なります。
更に、今まで女性をモチーフにしてきた「l」(エル)シリーズや「/」(スラッシュ)シリーズでは意図的に描かれてこなかった女性の表情や具体的な顔のパーツに焦点を当てた、濃密な質感溢れる新作は興梠の新たな発展を感じさせます。
27日のレセプションパーティには作家も来廊いたします。海外での長期滞在を経て、更なる発展をみせる興梠の世界を、是非この機会にご高覧、ご紹介賜りたく、ここにご案内申し上げます。
※本展のレセプションパーティーは初日ではありませんのでご注意下さい。